★須田靖子さんの受賞

 

札幌在住の植物画家であり日本画家である研究会会員の須田靖子さんが、上野の東京都美術館で開かれた第79回日本画院展(2019512日~18日)に青いケシをモチーフにした「常世の郷へ」(添付)を出品され、みごとターナー色彩賞を受賞されました。240点を超える出展作品の冒頭に展示されたその作品は100号の大きさで、2枚のボードが額の中に違い棚のようにずれてはめ込まれ、ボード表面には3センチ四方に切られた目の粗いネパール紙が格子状に隙間なく貼られ、その上に絵が描かれるという凝ったつくりです。青いケシ(メコノプシス)の花は青色、紫色、黄色、赤色、淡紅色、白色の6種類が大きく描かれ、背景には青や紫の光輪の中で5色のルンタの連なりに飾られた黄金色に輝く仏塔が、マチャプチャレを思わせる氷雪の山の肩に描かれています。中央にはシャクナゲの葉むらも見えます。昨年の作品と同じように今回も地平線が茜色に燃えています。