★調査旅行短信

Meconopsis psilonomma
M. psilonomma

甘粛省と四川省の境界地域を調査地とした日中合同植物調査旅行は、7月31日に大きな成果を得て無事に終了しました。中でも特筆すべきは、1914年にレジナルド・ファーラーが甘粛省南西部で最初に発見し、1925年にジョセフ・ロックが同じ地域を訪れて採集したメコノプシス・プシロノンマという「幻の青いケシ」を、90年ぶりに再発見して十分な数の標本を採集できたことです。今後、これらの新しい標本を精査することによって、この種とグレイ・ウィルソンが2002年に発表した四川省のメコノプシス・シノマクラタとの類縁関係が解明されることと思われます。