シノヒマラヤ Sinohimalaya

中国南西部の横断山脈からヒマラヤにかけての山岳地帯は、植物地理学ではシノヒマラヤとよばれ、温帯ではほかに類を見ない生物多様性のホットスポットとして知られています。青いケシなどのメコノプシス属の植物は、ヨーロッパに生える異質な1種(Meconopsis cambrica)以外のすべての種がこの地域に分布します。ほかにサクラソウやリンドウ、ラン、シャクナゲなど、世界の園芸家に愛されている花の美しい植物の多くが、この地域に集中的に分布しています。

シノヒマラヤ
シノヒマラヤ(淡緑色)とその中核部(濃緑色)  出典:Yoshida, T. 2006. Geobotany of the Himalaya. Newsletter of Himalayan Botany, No.37 p.10