ブルーポピーの花園、フォトギャラリー 「青いケシ」 にようこそ ・・・Welcome to the Blue Poppy Photogallery !
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青いケシ(ブルーポピー)の仲間は学名でメコノプシス Meconopsis といいます。メコノプシスは中国南西部からヒマラヤにかけてのシノヒマラヤとよばれる山岳地帯に70種以上が知られ(注)、その中には青色や紫色、すみれ色、藤色などの青紫色系の花だけでなく、黄色や乳黄色、白色、ピンク色、赤色、暗赤色、ときにはチョコレート色の花をつける種類もあります。
ここでは現在までに発表されたメコノプシスのすべての種をリストアップし、それらを共通する特徴をもつ9つのグループに分けました。そのうち写真があるものを、フォトギャラリーのグループ別のページでスライドショー風に展示しています。ご覧になるには FlashPlayer が必要になります。
フォトギャラリーに入るには、左欄の展示案内にあるGroup 1-9をクリックして下さい。またメコノプシス全種一覧(カタカナ表記)やMeconopsis Index (ラテン語表記)から入ることもできます。
(注)メコノプシス属の植物は、ヨーロッパにカンブリカ Meconopsis cambricaという1種が分布します。しかしこの種は、そのほかのアジアのメコノプシス属の種とはかなり形がちがい、最近ではこれを別の属に移すべきという意見が優勢になっています。
ご観覧の後はぜひプリントショップにもお立ち寄り下さい。
館長 吉田外司夫 [→プロフィール]
☆青いケシ(新種)の動画による紹介
ハイビジョンなので「全画面」にしてご覧ください。ブロードバンド接続でスムーズに視聴できます。
To see English versions of the movies on Meconopsis bhutanica and M. balangensis, click here.
ニュース
2021年
1月
20日
水
★吉田外司夫著『青いケシ大図鑑』の出版
吉田外司夫のこれまでの青いケシに関する写真撮影や調査研究を集大成した『青いケシ大図鑑』が平凡社から出版されました。著者がが発表した24の新種を含む90種(+34亜種・変種)のメコノプシス属植物が700点の写真と解説で紹介され、種への検索表と生育地情報は日本語と英語で記載されています。
青いケシ大図鑑 - 平凡社 (heibonsha.co.jp)
青いケシ大図鑑 | 吉田 外司夫 |本 | 通販 | Amazon
2021年
1月
10日
日
★2月下旬の青いケシ研究会の中止
2月下旬の青いケシ研究会は、新型コロナ感染症の影響で中止になりました。例年なら5月下旬、9月下旬、11月下旬、2月下旬と年に4回の研究会が開かれてきましたが、これで1年間の4回分が中止されたことになります。出席者一堂に会する研究会の代わりに2月下旬にオンライン会議を開くことが世話人の間で検討されています。パソコンをお持ちでオンライン会議に興味がある方は山下順子さん<junpoppy@yahoo.co.jp>にご連絡ください。
2020年
12月
23日
水
★梅沢俊さんの『うめしゅんの世界花探訪』の出版
青いケシ研究会の中心的メンバーの一人で、北海道を代表する植物写真家「うめしゅん」こと梅沢俊さんが、北海道新聞社から『うめしゅんの世界花探訪』を出版されました。実態がほとんど知られていない青いケシ(メコノプシス属植物)の珍種を始めとするヒマラヤの希少種の探索を中心に、世界のほかの地域や国内各地の著者こだわりの植物の探索も収録し、独特の「梅沢節」の語り口でフォトエッセイ風にまとめられています。
北海道新聞社の本 / うめしゅんの世界花探訪 (hokkaido-np.co.jp)
2020年
5月
11日
月
★青いケシ研究会の中止のお知らせ
例年なら5月下旬に開かれる青いケシ研究会は、新型コロナウイルス感染を避けるために中止になりました。次回研究会は9月か10月に開かれる予定です。
2020年
2月
23日
日
★第31回青いケシ研究会中止のお知らせ
2月27日(木)に新橋の生涯学習センターで開かれる予定だった第31回青いケシ研究会は、参加者が新型コロナウイルスに感染するのを防ぐために中止になりました。次回研究会については4月初めころに案内します。
2020年
1月
05日
日
★第31回青いケシ研究会のお知らせ
第31回青いケシ研究会は、2020年2月27日(木)に東京・新橋駅前の港区生涯学習センター305号室で開かれることに決まりました。詳細は研究会のページへ。
2020年
1月
05日
日
★昨年末に発表されたメコノプシスの論文
ハーバード大学の学術誌『Harvard Papers in Botany』24巻2号(2019年12月31日オンライン出版)に掲載された二つの論文、『Revision of Meconopsis castanea (Papaveraceae) and its allies』および『Revision of Meconopsis section Forrestianae (Papaveraceae)』のPDFを以下でダウンロードできます。一つ目の論文では新種のメコノプシス・アトロヴィノサが記載され、二つ目の論文ではメコノプシス属の3新種(プルプレア、ウェンダエンシス、アプリカ)とランキフォリアの3つの新亜種(ダリエンシス、シカエンシス、シャンチェンゲンシス)およびヤオシャネンシスの新変種(ルオジエンシス)が記載されています。
2019年
11月
17日
日
★日本植物画倶楽部展
2019年
10月
09日
水
★メコノプシス新種論文2本の発表
ハーバード大学の学術誌『Harvard Papers in Botany』24巻1号(2019年6月30日オンライン出版)に掲載された二つの論文、『New taxa of Meconopsis (Papaveraceae) from Wanba, southwestern Sichuan, China』および『Revision of Meconopsis integrifolia var. uniflora (Papaveraceae)』のPDFを以下でダウンロードできます。一つ目の論文では新種のメコノプシス・ワンバエンシスとメコノプシス・プルケラの新変種メラナンテラが記載され、二つ目の論文ではかつて中国人研究者によってメコノプシス・インテグリフォリアの変種ユニフロラとして発表されたものを種のレベルに組み替えることが提案されています。
2019年
5月
18日
土
★札幌写真展報告
2019年4月23日(火)から6日間の日程で札幌のコンチネンタルギャラリーで開かれた青いケシ研究会主催の「青いケシの世界」写真展には、全部で650人の来場者がありました。昨年10月に東京・新宿御苑で開かれた写真展ではたまたま通りがかったり新宿御苑の案内を見て来場された人が多くいましたが、今回は目立たない会場なのでほとんどの人は情報をもとにして青いケシを目当てに来場されたと思われます。土地柄、青いケシの栽培に従事する人も多く来られたそうです。この写真展は札幌在住の梅沢俊さんと須田靖子さんのお骨折りで実現したもので、展示準備には関東圏から7名の会員がかけつけてお手伝いしました。下の写真はお手伝いの一人である杉本利夫さんが展示準備を撮影されたものです。
2019年
5月
18日
土
★須田靖子さんの受賞
札幌在住の植物画家であり日本画家である研究会会員の須田靖子さんが、上野の東京都美術館で開かれた第79回日本画院展(2019年5月12日~18日)に青いケシをモチーフにした「常世の郷へ」(添付)を出品され、みごとターナー色彩賞を受賞されました。240点を超える出展作品の冒頭に展示されたその作品は100号の大きさで、2枚のボードが額の中に違い棚のようにずれてはめ込まれ、ボード表面には3センチ四方に切られた目の粗いネパール紙が格子状に隙間なく貼られ、その上に絵が描かれるという凝ったつくりです。青いケシ(メコノプシス)の花は青色、紫色、黄色、赤色、淡紅色、白色の6種類が大きく描かれ、背景には青や紫の光輪の中で5色のルンタの連なりに飾られた黄金色に輝く仏塔が、マチャプチャレを思わせる氷雪の山の肩に描かれています。中央にはシャクナゲの葉むらも見えます。昨年の作品と同じように今回も地平線が茜色に燃えています。
2019年
4月
08日
月
★須田靖子さんが出品する日本画院展
青いケシ研究会会員で植物画家の須田靖子さんが青いケシの作品を出品する第79回日本画院展が、5月12日(日)から7日間の日程で上野の東京都美術館で開かれます。須田さんは昨年と一昨年にも青いケシ作品を日本画院展に出品し、2年前には新人賞を獲得されました。興味のある方は以下で案内はがきのコピーをダウンロードしてください。
2019年
4月
08日
月
★札幌「青いケシの世界」写真展
昨年10月に東京都新宿御苑で開かれた「青いケシの世界」写真展が、今度は4月23日(火)から6日間の日程で札幌のコンチネンタルギャラリーで開かれます。内容は少し入れ替えになります。興味のある方は以下で案内はがきのコピーをダウンロードしてください。
2019年
1月
01日
火
★四川省北西部の青いケシ新種に関する論文
昨日(12月31日)ハーバード大学が発行する学術誌『Harvard Papers in Botany』(オンライン)で青いケシの新種論文が発表されました。この論文は青いケシ研究会の2016年および2017年の四川青海調査旅行の成果に基づくもので、メコノプシス属のホアンロンゲンシスMeconopsis huanglongensis、イナペルタM. inaperta、ヒスピダM. hispida、トリコギナM. trichogyna の4種が新種として記載されています。またかつて中国人研究者によって新種として発表されたのにこれまで無視されてきたバルビセタM. barbiseta を新たに得られた材料をもとに見直して再度確立し、新たにバルビセタ列Series Barbisetaeを記載し、特殊な子房毛被をもつ3種(バルビセタ、ヒスピダ、トリコギナ)をその列に含めました。論文PDFは以下でダウンロードできます。印刷用の高解像度PDFは論文記事ダウンロードへ。
2018年
10月
11日
木
★第26回青いケシ研究会のお知らせ
第26回青いケシ研究会は2018年11月27日(火)に東京・新橋の生涯学習センターで開かれることに決まりました。詳細は研究会のページへ。
2018年
10月
03日
水
★「青いケシの世界」写真展
新宿御苑インフォメーションセンターのアートギャラリーで開かれた「青いケシの世界」写真展には、初日(10月2日)から多くの来場者がありました。この写真展は10月8日(月・祝)までの1週間、最終日は午後3時で終了になるので、青いケシに関心がある方は見逃さないようにしてください。案内は以下でダウンロードできます。
2018年
7月
11日
水
★NHK FM での青いケシの紹介
四川省への調査旅行に出発する直前、NHK千葉の田中洋行アナウンサーから青いケシについての録音取材を受け、それが7月10日のNHK FM 「ひるどき情報千葉」(AM11:30ごろ)で放送されました。ローカル番組ですが、青いケシが主要なメディアで紹介されたまれな例です。以下のリンクをクリックしてNHKアーカイブのサイトに移行するとその放送を聞くことができ、また田中アナウンサーのブログで関連する写真を見ることができます。
http://www.nhk.or.jp/chiba/movie_radio/hirudoki_b180710.html
2018年
7月
11日
水
★2018年四川省調査旅行報告
青いケシ研究会の今年の調査旅行は四川省西部を対象地域とし、6月24日から11日間かけて実施されました。この調査旅行のかんたんな報告(短信)は研究会のサイトで見ることができます。[→青いケシ研究会]